わたしはこんな夢を見た。

知る人ぞ知る黒澤明監督の「夢」の導入部分だ。この映画はタイトルの通り黒澤明が見た夢を8つのオムニバス作品にした美しくも少し奇妙な映画だった。
黒澤監督ほどではないが、今日の朝僕も少し変な夢を見た。


『僕が地元のスーパーで買い物していると、どこかで見覚えのある顔の店員がいました。
名札を見ると「佐●● 流星郡」苗字は本名なのに、なぜか名前の方だけ偽名なんです。(と、いうか流星群なんて名前の人間がどこにいるんだ。)
じーっと、そいつの事を見ていると向こうから、
「あっ、●●なにやってんの?」
むしろこっちが聞きたい、1ヶ月も失踪していて何していたのか・・・。
そのあと、そいつと数分間会話するしたのだが、どんな質問をしてもそいつは「ハブらかす」のだ。
「1ヶ月間どうしてたのか?」
「どうやって今まで生計を立てていたのか?」
「なぜ、学校にこなかったのか?」
など。
やはりどの質問をしてもハブらかすのだ。
ある意味では、向こうのほうが1枚も2枚もウワテだったわけだ。
そいつはまた何分かすると、
「あたし、仕事あるから。それじゃ元気で!」
と、言ってその場を立ち去るのだった。』
ココから先は目が覚めてしまったので分らない。
どこか奇妙で妙にリアリティのある夢であった。