悪夢のエレベぇーたぁぁぁぁぁ!

piyanoman2009-10-17

きのう、あまりにも授業が早く終わったので新宿をブラブラしていたのですが、
西口にある金券ショップで安いチケットはないか、いろいろ物色していると、
映画「悪夢のエレベーター」のチケットが500円で売っていたのを見つけて、2分ほど考えた。
「・・・う〜〜ん、これDVDでもいいかな?でも、暇だしな。こんな時間に帰りたくないな・・・。(16時18分)よし!観よう!」
密室劇の映画で、自分も近々密室劇の作品を撮ろうと思っているので、参考にしようと思い、必然的に観に行く事になった。
金曜日の16時45分なので、作品によっては学生さんや仕事をサボっているサラリーマンでそれなり人が入る時間だが、
600席ある劇場で、10人しかいないという好調ぶり!すげーーー!!!
そりゃー、500円ですわ。
かつて「スシ王子」のチケットが600円で販売されていたことがあったが、それ以下の値段で販売されているだけある。
ぼくの知る限りの最安チケットは「まぼろしの邪馬台国」の50円ですが。(「スシ〜」も「まぼろし〜」の監督が一緒、皮肉)

客層は意外にも、60才以上のシニア層がほとんどを占め、若者はボク含め2人くらいしかいませんでした。

もうそろそろ話しを本編に移しますが、「悪夢のエレベーター」正直僕の期待した話とは全く違いました。
内容に関してはネタバレ禁止的な感じになっているので、核心に迫るような話はしませんが、
「密室」による人間真理とか、「密室」でキャラクターの意外な過去が明らかに!みたいな話ではありません。
予告編で出てくるようなエレベーター内の描写は、前半30分くらいの話です。
そのあとは、ボクの期待とは全くと言っていいほどの逆方向に向かっていきます。


結論!
この作品は小説が原作で、この作品を書いたのが劇団の作家さんであること、過去にダンカンさん演出で舞台化
されていることを含めて、この作品は決して映画向きではなく、舞台向きであると言うのが結論。
舞台のリアル水準と映画のリアル水準は全く違うのです。
いくら舞台の上でアリだとしても、映画上ではまったく現実感がなくなってしまうというのは、この作品だけでなく
台原作で失敗した作品もいっぱいありまっし。
きっと、これでも十分映画的にシナリオを構成し直したのだと思うけど、やっぱりまだ映画にはなっていなかったです。